母音/ɑ/の発音(ah)

母音/ɑ/の発音(ah)

母音/ɑ/はどんな音?

アメリカ英語の母音/ɑ/は、日本語の「ア」に近い音です(「ア」と「オ」の間の音と表現されることもあります)。最初は少し大袈裟に口を上下に開けるのがおすすめ!

母音/ɑ/のみの発音

/ɑ/の口の形&舌の位

口の形: 上下に広げる(あくびをするときの口の開き)
舌の位置: 下顎の後方(舌の付け根に近いエリア)に舌先が触れる
→上を向いてうがいをする時と同じようなポジション

/ɑ/の入った英単語

/ɑ/の入った英単語の実際の発音を聞きながら練習してみましょう!

声:音読さん

/ɑ/のスペルは「o」のことが多い

/ɑ/は、単語のストレスのかかった(一番強く発音する)母音かつ、スペルは「o」のことが多いです。
ストレス(アクセント)のかかった母音のスペル「o」は、/oʊ/と発音することもあります。(例:go, so)
また、ストレスのかかっていない母音の多くは、/ə/(シュワ)になる点にも注意しましょう。

スペルが「a」で/ɑ/の発音になる単語

一部スペルが「a」で/ɑ/の発音になる単語もあります。日本語のカタカナで「オ」に近い音で覚えているものの一部は、アメリカ英語だと/ɑ/になることがあると覚えておくと良いかもしれません☆

声:音読さん

補足:イギリス英語 & 異なる発音記号表記

イギリス英語では、/ɑ/の発音ではなく/ɒ/や/ɔ/の発音記号表記で、日本語の「オ」に近い発音になることが一般的です。
また、辞書によっても発音記号の表記が異なることがあり、IPA表記では /ɑ/ の代わりに、/ά/や /ɑː/ を使うこともあります。

Cambridge:hot →us /hɑːt/, uk /hɒt/
Weblio:hot →/hάt(米国英語), hˈɔt(英国英語)/

そして、単語によってはアメリカという1つの国であっても、地域や話者によって /ɑ/ と /ɔ/を区別しない場合もあります(例:cot /kɑt/ と caught /kɔt/ を同じに発音する人もいる *wikipediaより:cotcaught merger)。

発音は同じ英語圏や国でも異なることがあり、また発音記号にも流派がいくつか存在しており、様々な解釈があります。正解は一つではないと思って、柔軟に考えて頂ければと思います☆

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