
母音/ɚ/(/ər/)はどんな音?
母音/ɚ/(/ər/)は、日本語の「アー」と発音してしまう日本人も多いですが、実は大きく異なる音になります。日本語よりも「暗く」「こもったような」音になります。
舌に力を入れて、少しRに近いような発音をする「アメリカ英語」の発音です。
・弱母音 (ストレスの無い母音)
/ɚ/と/ər/、/ɚː/などの発音記号の違い
発音記号には「IPA (International Phonetic Alphabet) 」と「 Jones式」があります。流派的なものになり、同じ発音でもいくつかの発音記号の表記方法が存在しています。
こちらのページでは音声学的観点から、/ɚː/もしくは/ɚ/は “1つの母音”であることから、/ər/などのように2つの記号の入った発音記法ではなく、/ɚː//ɚ/を使用いたします。
また辞書によっては、ストレス(アクセント)のある(一番強く発音する)強母音は/ɚː/(もしくは/ɝː/)、ストレスの無い弱母音は/ɚ/と使い分けるものもあります。
こちらの記事の発音記号表記は、弱母音は「/ɚ/」に統一いたします。
・強母音/ɚː/ (=/ɝː/) ⇨ストレスのある音
・弱母音/ɚ/ ⇨ストレスの無い音
*/ɚː/ と/ɚ/ はほぼ同じ音で、強さや長さが異なる程度ですが、厳密には舌の位置が異なります。 一旦はあまり考えすぎず、基本的には同じ音だが「強さが違う」とだけ覚えておけばOKです!
国による/ɚ/の発音の違い
🇺🇸/ɚ/の発音は、主にアメリカとカナダなどの北米で使われます。(Rっぽさがあり、舌に力を入れる)
🇬🇧イギリス英語発音(もしくはニュージーランドやオーストラリア)では、主に/ə/の音になります。(Rっぽさが無く、舌に力を入れない)
アメリカ英語の/ɚ/(/ər/)の口の形&舌の位
・口の形:口はほぼ開かず半開きにする (唇は少しアヒル口にしてもOK )
・舌の形:舌先はどこにも触れない、舌のサイドのヘリは上奥歯に触れる、舌の付け根を喉側に引く、舌先は軽く巻く/もしくは舌先のエリアをスプーンのような形にする
・喉:あくびをしたときに喉が大きく開く部分 (喉ぼとけより上のエリア)
/ɚ/(/ər/)の入った英単語
/ɚ/の入った英単語の実際の発音を聞きながら練習してみましょう!
/ɚ/の発音になる単語のスペルは、ストレスの無い(一番強い母音ではない/アクセントの無い)「er」のことが多いです!一部「or」や「ar」などのスペルもあります。
スペル「er」で/ɚ/発音になる単語
特に語尾など「er」のスペルは、ストレスが無いと/ɚ/の音になることが多いです。
声:音読さん
スペル「or」で/ɚ/の発音になる単語
一部「or」のスペルで、ストレスが無いと/ɚ/の音になることがあります。
声:音読さん
スペル「ar」で/ɚ/の発音になる単語
一部「ar」のスペルで、ストレスが無いと/ɚ/の音になることがあります。
声:音読さん